技法編に続いて、このページではモンスターデザインに役立つ資料用の本(主に図鑑)を紹介しておきます。(私が新しいのを買ったら更新します)
さて、本の紹介の前に個人的な「良い資料になる図鑑」の選び方を書いておきます。資料を集めだすと何冊か欲しくなると思いますので、ネットで即座にポチるのもいいのですが本屋さんで現物を見て厳選するのが一番でしょう。次の点を資料探しの参考にしてみてください。
どうせ買うなら「分かりやすい」「ネットにない情報がある」の2点が充実しているのが良いです。具体的には以下のとおり。
それでは以下、本の紹介です。
種類 | 日本に棲む昆虫の図鑑 |
特徴 |
良い点
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昆虫モンスターのデザイン資料に重宝している本です。写真が分かりやすくてコンパクト、しかも2冊買っても2000円ちょいなのでコスパはトップレベル。あと、色々な昆虫を網羅しているので「日本にはこんな虫がいたのか!」とびっくりすること間違いなしです。
種類 | 日本で見られる猛禽類の図鑑 |
特徴 |
良い点
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鳥系モンスターのネタに最適な猛禽類を専門に扱った図鑑です。写真が素晴らしく、コンパクトで邪魔にならず、しかも2000円台というコスパ最強の本。参考資料としては今まで見た鳥類図鑑の中でもぶっちぎりの良書だと思います。
種類 | キラキラした甲虫の専門図鑑 |
特徴 |
良い点
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キラキラした甲虫だけを集めた珍しいタイプの本。きらめき具合が良く伝わってくる写真は「美しい」の一言で、参考資料としても良質です。個人的にはこれまで見たことがないような派手な模様や配色が新鮮で、色彩がらみのデザインの参考になると感じました。
種類 | 原寸大のキノコ図鑑 |
特徴 |
良い点
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キノコの形状を良く知りたい思って最近買った本です。参考資料という観点から見ると、数あるキノコ図鑑の中でも無類のわかりやすさを誇る一冊だと思います。写真も見やすく、特徴をよくとらえており大きさも把握しやすいのがグッド。
種類 | 深海生物についての本 |
特徴 |
良い点
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見た目からしてモンスターな深海生物を扱った本です。写真が豊富なほかイラスト付きの解説文も充実しており、図鑑と読み物のちょうど中間という感じでしょうか。数ある深海生物の本の中ではかなり濃い内容で、各生物の生態等について良くまとまっていると思います。
種類 | 魚介類の食べ方(+α)の本 |
特徴 |
良い点
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どちらかというと「魚介類の食べ方」の本なのですが、侮るなかれ生物学的な情報もよくまとまっているダークホース的な本。魚の生態・栄養素・旬・漁獲方法・レシピなど幅広い情報が網羅されており、総合的な情報量としてはその辺のポケット図鑑よりも充実しています。写真も「食材」という観点のためか水揚げ後の魚が白背景で写されており、資料としては変な水中写真とかよりも分かりやすい。あと魚だけでなくエビや貝なども載っているのが良いです。