モンスターを描こう!:モンスターの描き方・考え方講座

私にとってのモンスターデザイン

この講座の内容を見てわかる通り、私はモンスターデザインは趣味の範囲で楽しませてもらっていますが、学生時代は学業そっちのけで頑張っていたような時期がありました。しかし社会人になって自由な時間が限られてくると、趣味に対する考え方というのは自然と変わってくるもので、ほんの1年前の自分とはずいぶん違う視点でこの趣味と向き合うようになったな…と最近つくづく思うようになりました。

今回はそれを踏まえて、「私にとってモンスターデザインはどのような位置づけなのか?」について改めて考えて、そこから見えてきたことについて書きます。

…普段は自分語り的なものは親サイトのコラムに書き殴っているのですが、人によっては参考になるかもしれないのでこっちに載せます。

「大好き」ではないけど「大切」な趣味

結論から言うと上の通りです。いや~、学生時代は大好きなんだと思い込んでましたね。実際は違いましたけど(この違いが分からなかったので色々悩んだ)。

意外にも「大好き」ではなかった

これに気づいたのは社会人になってからですね。生活の大部分が仕事に置き換わってからというもの、モンスターデザインはやらないときはまったくやらなくなりました。

はじめは自分自身も「あれ、なんでヤル気がでないんだ?」と思っていたのですが、どうやら趣味に割ける時間が限られたことで「やる気を使う優先順位」が明確になり、元々その中でモンスターデザインは順位が低かった、というわけだったのです。

では、そもそも「(創作活動が)大好き」ってどういうレベルを指すのかを考えてみましょう。個人的にはそれこそ「気づいたら一日中やってる」とか「毎日やらないと気が済まない」とかそういう感じだと思います。それを考えると私は「気が向いたらやる」程度なので、全然大好きじゃないやんけ!ってわけです。

まあ、これに気づいた時のむなしさと言ったらないですね。いままで自分が一番好きだと思っていたわけですから…。

しかし「一番大切」な趣味だった

でも、よく振り返ってみるとモンスターデザインは自分にとって一番大切で、私のアイデンティティを確立させたと言っていいほどの趣味だと気づきました。なぜなら小学生のころにモンスターファームにハマり、それをきっかけにモンスターの面白さを知って…という話は「私のモンスターデザイン人生」のほうに書きましたが、とにかくモンスターデザインは創作活動という苦しいのに楽しい摩訶不思議な世界を私に教えてくれたのです。

また、これがきっかけで生物学や解剖学をかじってみたり、ゲームを作ってキャラを動かしたくなったり、あとはこういう講座サイトを作りたくなったり…などなど、その応用範囲の広さで私の興味を色々な分野に広げてくれたのもモンスターデザインにほかなりません。

このような恩恵の数々を考えてみると、まさに自分にとって一番大切な趣味はモンスターデザインだ!と、自信をもって断言できます。

モンスターデザインとの、これからの向き合い方

さて、それでは今後この「やる気はオマケ程度だが大切な趣味」とどう向き合うかですが、結論としては「他の趣味の味付けに活用する」方針がメインになっていくと思います。何といってもデザインですから、それ単体ではあまり価値はないわけです(たぶん、その点がやる気が今一つな原因と思います)。活用しないともったいないですね。

そういうことを考えると他の趣味が追い付いていないのでもどかしい気分ですが、少しずつでも続けているとやはり上達が実感できますので、自分で考えたモンスターをもっと活躍させられる日もそう遠くないなと思っています。