モンスターを描こう!:モンスターの描き方・考え方講座

モンスターのフィギュアを作る:細部の詰め~完成まで

フィギュアの大まかな部分は完成したので、あとは細かい部分を仕上げて完成させましょう。

細部の調整

これまであまり手を付けていなかった顔と指先の部分を作りこみます。

モンスターフィギュア_顔部分
前のページまではややドラゴン的な形でしたが、ライオンを参考にしながら獣らしい顔つきになるようにしました。ただし普通のライオンになるのも嫌なので耳を大きくしてあります。そのためか、何となく悪魔的な感じになったような気がします。

指先

モンスターフィギュア_指先部分
指先は細かくて数も多く大変なところですが、面倒くさがらずに取り組みましょう。ポイントは関節や腱の部分を少し盛り上げるようにすることです。そうすると見た目がちょっとリアルになります。ちなみに爪はもう少し鋭くしたかったのですが、ぶつけると欠けてしまうのであまり手を加えないことにしました。

仕上げ

最後に仕上げとして、デザインナイフや紙やすりで削って形を整えます。

ナイフで削る

粘土の盛り付けのときにできた不自然なデコボコを切り落とします。また、爪もシャープな形状にしておきましょう。

紙やすりをかける

サンドペーパーをサッとかけて表面を滑らかにします。今回はツルツルにする必要はなかったので、320番の紙やすりを使って気になる部分を軽くなでる程度にとどめました。

完成!

以上の作業を経て、ようやくフィギュアが完成しました。
完成したモンスターフィギュア

反省と今後の課題

最後に、今回のフィギュア制作の反省点と今後の課題をまとめて終わりとします。

良かった点

  • 最初のイメージよりもいい感じのデザインに落ち着いた。
  • 筋肉の盛り付けについては想像の部分もあるが、今までの作品以上にそれっぽくなったと思う。
  • 見た目だけでなく、強度的にも十分頑丈な作品になった。

改善すべき点

  • 正面から見ると少し傾いた感じになってしまった。骨組みの段階でしっかり直すべきだったと思う。
  • 作りこみという点ではまだまだ甘い部分がある。

今後の課題

  • 今回のように直立したものだけでなく、ポーズを付けたフィギュアを作ってみたい。
  • 色を塗ってみたい。

というわけで、フィギュア制作についてのお話でした。自分でデザインしたモンスターを自分で立体化するのはとてもやりがいがありますので、興味のある方はぜひともチャレンジしてください。