モンスターを描こう!:モンスターの描き方・考え方講座

「モンスターデザインノート」を作ろう

モンスターデザインの上達のコツは「とにかくインプットとアウトプットを繰り返すこと」だと思います。そこでおすすめしたいのがノートにデザインをメモしまくることです。

私は以前まではコピー用紙とかにデザインを書きなぐっていたのですが、どうやらノートに描いたほうがいいかもということを発見しました。今回はそのことについて書きます。(2017年12月21日)

なぜノートに描くのか

モンスターを落書きするだけならノートじゃなくてコピー用紙とかでもいいじゃないか、と思うかもしれませんが、ノートにデザインをメモするメリットには次のようなものがあります。

モンスターデザインノートを作るメリット

  • 描きたいときにすぐに取り出して描ける
  • 日記のような感覚で描くことができる
  • 後で読み返すときにまとまっていて便利
  • 罫線が引いてあるので、バランスを測るときに使える
  • ノートのページ数や冊数から、どれくらいデザインしたかを概算できる(=モチベーションアップにつながら)

ノートのいいところはバラバラしないところと、日付を書けば日記みたいな感覚で描けるところですね。コピー用紙とかだとクリップで止めておかないとどこかに行ってしまったりするので手間ですし、持ち運びもちょっと不便だと思います。あとは必然的に日付順にデザインが並ぶことになるので、必要なデザインを見つけるのに便利ですし、「前よりうまくなったな」と成長を実感できるのもいいです。

デザインの描き方(参考)

具体的な描き方として私のデザインノートを例にします。

モンスターデザインノートの例

ノートの大きさはB5で、私の場合は1ページに10体程度描けるようにモンスターの大きさを調整しています。何体描くのかはご自分の描きやすいようにしてもらって構わないと思いますが、大きすぎると描くのに時間がかかりますし、小さすぎてもシルエットだけになってしまうのでこのくらいが丁度いいかなと思っています。あと私の場合はある程度、「余白からシルエットを考える」という変な癖があるので、かなりみっちり描くような形になっています。

さらにマイルールなのですが、1体あたり大体10分~15分くらいで描けるように集中して描いています。なぜかというと、そもそもデザインをメモしていくのはアイデア出しを優先しているからであり、時間をかけすぎるとイラスト1枚描いたほうが良くなってしまい本末転倒だと考えているからです。このペースだとかなり疲れるので、私の実力では良くても1日1ページくらいしか描けません。しかし、それでも仮に1日1ページやったとすると1年で3650体もデザインしたことになりますから、これは相当な練習量になります。

というわけで参考になるかどうか怪しい私の例ですが、やり方はどうでもいいと思うのでお好きなようにノートに描きまくってみてください。