モンスターを描こう!:モンスターの描き方・考え方講座

Lv7.

ドラゴンの描き方

5:翼の描き方・仕上げ

それでは今回のミソである翼を描いていきましょう。 非常に難しいですが写真などを参考に頑張って描いて、ドラゴンを完成させてください。

翼の描き方

ドラゴンの描き方15-1:翼の構成
15.はじめに三角形を組み合わせて大まかな形を描きます。

ドラゴンの描き方15-2
三角形はこんな感じに組み合わせています。

何が難しいかといえば手前と奥で翼の見え方が違うということですが、 パッと見変じゃなければOKなので思い切って描きましょう。 俺は正確に描くぞ、という方は厚紙等で簡単なモデルを作ると良いです(←おすすめ)。

ドラゴンの描き方16-1:翼の骨組み
16.先ほど描いた三角形をもとに、翼を構成するパーツの骨組みを描きましょう。

ドラゴンの描き方16-2:翼の展開図
翼の展開図は上の図の通りです。 一つ前のイラストのように描こうと思うとかなりややこしいですね。 ステップ14の三角形と各パーツとの対応を考えれば何とかなります。

ドラゴンの描き方17:輪郭の調整
17.余分なところを消して形を整えていきましょう。
翼の指関節の部分は、少し膨らませるとそれっぽくなります。


18.ここまでの結果を合わせると上のイラストのようになります。

仕上げ


19.それでは最後に影をつけ、ちょっと手を加えましょう。 ここでは次のような味付けをしました。

20-1.背ビレ
爬虫類っぽさを醸し出すのに有効なパーツです。 イグアナを参考にすると良いです。

20-2.腹の縞々
要するにウロコが変化した部分。 あまり目立たせるとカッコ悪くなりやすいので、何となく描いておきます。

20-3.ウロコ
マーメイドのときと同様に、光が当たって目立つ部分だけ薄く描いておきましょう。 たまにウロコをびっしり植えるのが趣味だという方もいますが、 下手に描くと目立つだけなので、特別好きでなければ何となくで構わないと思います。

これでようやくドラゴンの完成です。 今まで以上に難しかったと思いますが、とにかくお疲れ様でした!

これにて無事、Stage1クリアとなります。 次のStage2では、オリジナルのモンスターの考え方について解説します。 この「モンスターデザイン」こそがモンスターを描く上で一番楽しいところなので、 Stage1の内容だけで満足せずに、ぜひ取り組んでいただければと思います。